赤ちゃんを抱っこしていて、よだれや吐き戻しで大人の服が汚れてしまった!
なんて経験がある方は多いと思います。また、大人の胸元ボタンやネックレスが赤ちゃんの顔に当たって気になる、なんてこともありますよね。
この記事では大人と赤ちゃんの間に挟み込んで使う「抱っこひも胸カバー」の作り方をご紹介します。
抱っこひも胸カバーの材料と型紙(寸法図)
材料
- 表地・裏地・芯地用の布(それぞれ70×25cmくらい)
- プラスナップボタン(凹凸2個ずつ)
- 防水シート(なくても可、70×25cmくらい)
今回は、
- 表地・裏地:ダブルガーゼ
- 芯地:薄いキルト芯
で作りました。
プラスナップはハンディプレスを使うと楽ちん。ワンタッチタイプもあります。
ヨダレが多い子の場合、中に防水シートを入れておくと安心です。なくてもOK!
型紙(寸法図)はこちら。クリックすると別タブで大きく表示されます。
今回はエルゴアダプトに合わせて作りましたが、スナップ位置を変えれば他の製品にも対応できると思います。
抱っこひも胸カバーの作り方
ではさっそく作っていきます。前に書いた首カバーとほぼ同じ作り方なので、よろしければそちらも参考にしてみて下さい。
布に印をつける
表地の裏に型紙を乗せ、まわりをなぞります。返し口をお忘れなく!
布を重ねる
続いて、縫い合わせるために布を重ねます。まずは表地と裏地を中表に。
その下に防水シート、芯地と重ねていきます。写真だとわかりにくいので折り紙で説明してみました。
よくわからなくなったら、一旦重ねて表地が出るようにして持ち上げてみるとイメージがしやすいと思います。
布の向きを確認して重ねたら、マチ針もしくは布用クリップで押さえます。マチ針を使うときは防水シートに穴を開けないよう線の外側(赤線)に刺してください。
返し口以外を縫い、縫い代を残してまわりを切る
返し口以外をグルリと一周縫います。
ミシンを使うと楽ちん!静音機能付きミシンに変えてから、子どもが寝ている時も作業ができて便利です。
縫い終わったら、縫い代を1cmほど残してまわりを切り落とします。下の写真は雑すぎです、もうちょっと丁寧に切ります。
仕上がりをキレイにするため、縫い代に切込みを入れます(下図の赤ライン)面倒な時はやらなくてもOK。
ひっくり返してまわりを縫う
表地と裏地の間を出すようにひっくり返し、形を整えます。細い部分はちょっと大変ですがグイッと。
ひっくり返し終わりました。
4枚重なっているのでボコボコ😅
防水シートを入れていない方はアイロンがけがおすすめ。防水シートを入れている方・面倒な方は、手やツメで縫い目をギュギュッと押さえてあとをつけます。
生地が落ち着いたら端から2,3mmのあたりをグルリと一周ミシンがけ。返し口も折り込んで整え、そのままズダーッと一周します。
生地が重なっているのでとてもズレやすいです!「表地と裏地で同じ布を使う」もしくは「似た色の布を選ぶ」と少しくらいズレてもバレません
スナップを付ける
最後にスナップを付けます。位置はお使いの抱っこ紐に合わせて調整してください。
エルゴアダプトに合わせると10.5~11cm程度を内側に折るのが良さそうです。
スナップを両側に付けたら、完成!
よく見ると布が引き攣れていますがダイジョーブ!使ってしまえば気になりません
抱っこひも胸カバーを使ってみた
さっそく息子と一緒に使ってみました。
装着する時は子どもと自分の間にカバーをはさんでスナップを留めるだけ。簡単です。
ほぼ同じ方法で作れる首カバーと一緒に使えば、さらに防御率がアップします😆
リバーシブルにする際も、防水布などはこのままで良いのでしょうか?
配置など変えた方が良いのでしょうか?
お好み次第かなぁと思います。
本来の使い方だと「布(肌に触れる部分)・芯地・防水布・布」になりますが、裏側をメインで使うと「布(肌に触れる部分)・防水布・芯地・布」の順になるので、吸水性は落ちるかと。気にならないようであればそのままで。
吸水性を考えるなら防水布と布の間にもう一枚芯地をいれるのもありかもしれませんが、かなり分厚くなるのでひっくり返すのが大変そうです。
試しに1つ作ってみようと思います。
ご丁寧な返答ありがとうございます。