先日、電気ケトルを買い替えました。
長年使っていたティファールが接触不良になり、新たにお迎えしたのはタイガーの蒸気レス電気ケトル「わく子」さん。
育児世帯に重要な「安心・安全設計」が魅力の商品です。実際に使ってみてわかったわく子さんのすごさを検証していきます✨
- 蒸気がほぼ出ない
- 倒れてもお湯がこぼれない
はじめに:電気ケトルの危険性について
はじめに、電気ケトルの危険性について簡単に触れておきたいと思います。
ケトルやポットの事故について消費者庁から注意喚起が出されていました。
ケトルやポットの事故は7年で241件あった。沸騰時の蒸気に触れたり、コードに引っかかり熱湯をかぶったりするケースが多いという。(略)子どもの事故の多発を受け、メーカー各社は安全対策を強化した。蒸気が外に出なかったり、倒れてもお湯がこぼれなかったりする構造の製品を販売。消費者庁もこうした製品の使用を推奨している。
記事内の「安全対策を強化した」商品のひとつが、今回購入したわく子です。2014年にはキッズデザイン賞も受賞しています。
>>転倒流水防止構造つき蒸気レス電気ケトルPCJ-A型│キッズデザイン賞受賞作品検索
ちなみに、ティファールは一部に「転倒お湯もれロック」の機能がついています。
タイガー電気ケトル「わく子」のメリット
蒸気を外に逃がさない「蒸気レス構造」
わく子さん一番のポイントは、蒸気を外に逃さない蒸気レス構造です。
検証のため、通常タイプのティファールと比較してみました。注ぎ口に簡単なフィルターがあるだけなので、どんどん蒸気が出てきます。
わく子さんの場合、蒸気がほとんど出てきません。
わく子さんは給水ロックボタンを押すと注ぎ口の窓が閉まり、内側のパッキンもぴたりと閉じて、ケトル内部を密封する仕組みになっています。
倒れてもお湯がこぼれない
蒸気が出ないほどしっかり密封されているわく子さんなので、倒れてもお湯はこぼれません。
普通に注いだ場合と、ロックした場合、ロックしたまま本体を振った場合で動画を撮ってみました。
給水ロックボタンを押した後はポットを傾けても何も出てきません。振ればようやく数滴ポタポタと垂れる程度。
これなら何かあってポットが倒れてしまっても、大やけどにつながることはそうなさそうです。
タイガー電気ケトル「わく子」のデメリット
給水のたびにフタを取り外すのが面倒
便利なわく子さんですが、給水のたびにフタを外す面倒さは残念ポイントです。
公式サイトでは「ワンタッチで簡単にふたがはずせるので、給水やお手入れらくらく」とメリットとして紹介されていますが、個人的にはただただめんどくさい。
ティファールのようにパカっと開けるタイプの方が、使いやすさは格段に上でした。
パッキンは消耗品なため、いずれ買い替えが必要
もう一点、わく子さんのちょっとしたデメリット。
取扱説明書によると「パッキンは一年を目安に確認し、変色・破損・蒸気の漏れなどがある場合は交換する」となっています。
早々ダメになるものではないと思いますが、安全を考えると一応意識しておいたほうが良いかもしれません。
タイガー電気ケトル「わく子」PCJ-A101│まとめ
わく子さんを使いはじめて数ヶ月。ようやくフタをはずして給水することに慣れてきました。操作が面倒なのはネックですが、それでも安全には変えられません。
この記事が購入を悩まれている方のお役に立てれば幸いです😊
※わく子さんは蒸気レス・こぼれにくい構造ですが、安全を保証するものではありません。お子さまの手の届かないところでご使用ください。