今回は、ライター・ブロガーであり一児の母でもある朝子さんによる夫婦インタビュー企画!
あささんから見た私たち夫婦は一体どんな姿だったのか?ではではよろしくお願いします😁
>>あささんのブログ:暮らしの中に、
保育士ママとして、妊娠中から妊娠・出産・子育ての情報を発信するブログを始めたヒナさんと、その夫リチャさん。元モラハラ夫として「脱モラハラ」についてのブログも反響を呼んでいます。
そんなお2人も息子ケロたんが生まれて早1年。
この1年を振り返ってみて、お互いに思うことや夫婦ブロガーとしての苦労など、赤裸々に語っていただきました。
(以下 ヒナさん→ヒナ リチャさん→リチャ インタビュアー:あさ)
祝1歳!1年間子育てしてみた感想&父と母として息子への想い
息子が生まれて一番嬉しかったことと辛かったこと
ーこの春でケロたんも1歳ということで、まずは1年間子育てお疲れさまでした!どうですか?この1年間早かった?
ヒナ)早かった。あっという間。
リチャ)うんうん(ケロたんを抱っこしながら頷く)
ーこの1年、いろんなことがあったと思うけど、今思い出して一番嬉しかったというか、ケロたんが生まれてから一番よい思い出って何かある?
リチャ)う~ん、実際これが一番!っていうものがあるというより、元気に成長してくれて、日々大きくなるケロといられるのがとにかく嬉しいというか、よかったなと思う。
ヒナ)うん、そうだね。もう新生児期に原因不明の発熱で、命が大丈夫かってところまで行ったから、普通に元気でいてくれるのがとにかくありがたい。
ーうん、そうだよね。子どもが元気に育ってくれるって当たり前じゃないから。
リチャ)ただ、しいて言えば、普通にママがいても俺のほうにきてくれるのはうれしいよね。7~8割は俺のほうにきてくれる。もう、やりすぎじゃないかっていうくらい(笑)。こっちにきてくれるのは普通にうれしい。
ー今日もずっとパパべったりだもんね。パパ大好きなのが私にもわかる。
ヒナ)わたしはそれを見て「やった!!」ってガッツポーズしてるから。ずっとパパ好きに育って欲しいと思っていたから、よし!成功した!!って(笑)。
よく、父親は3歳から親になるんだってよく言うけど、いやいや、子どもが生まれたときから父親は父親だよって思う。
ーうん。それは本当にそうだね。リチャさんは文句つけようがないくらいに父親。(このインタビューの間もおむつを替えたりマグで飲み物をあげたり、ほぼリチャさんがメインでケロたんのお世話をしている)
ーじゃあ、逆にこの1年一番辛かったのは?やっぱりさっき話が出てきた新生児期の入院かな?
ヒナ)もう、それ以外ない。それくらい大変だったし辛かったし、わたしは精神がおかしくなってた。
リチャ)あれはしんどかったね。ヒナは産後まもなくて体調も戻ってない中で不安定だったし、命や後遺症の有無など、ケロ自身が大丈夫かどうかもわからなかった。とにかく自分だけでもしっかりしなきゃとずっと思ってたかな。
ヒナ)わたしは24時間看護でずっと病院にいた。
その間、わたしの食料を調達したのはリチャ。リチャは自分だけでもちゃんとしなきゃこの家族終了だと思って頑張ってたと思う。
わたしは精神が追いつめられていろいろ判断できなくなってたから、リチャがコンビニで買ってきたものを賞味期限が切れる順番に並べてくれた。ここから食べてくださいと教えてくれて、本当に何も考えずにその通りに食べてた。
ケロは血液検査はもちろん、髄膜炎の疑いがあって髄液とったりひととおりの検査をした。ギャーって声が聞こえてきたり、包帯ぐるぐる巻きで戻ってきたり。
結局、幸運なことにケロはなんともなかった。
ー本当によかった。
息子にはこんな大人に育って欲しい!そのために親としてしてあげたいこと
ーケロたんには将来、どんな大人になって欲しいとか、あるかな?
リチャ)強く育って欲しいかな、いろんな意味で。特に精神の部分。
ヒナはいろんなことに影響されるタイプなんだけど、やっぱり見てると影響されやすい人って何かと大変なんだよね。
自分は全く影響されないほうだから、うまいこと中間…でバランスよくいられる人になって欲しい。芯はもってるけど、影響されやすい人にも共感できるみたいな。
ヒナ)うんうん、そうやね。わたしは本当に影響されやすい(笑)。
リチャ)あと、常識というか、お金の話とかは教えようと思っている。自分は、結局何も知らずに社会人になってるから、その辺は大人になる前に教えてあげたい。
ーマネーリテラシー的な?お金・資産とひとくちに言ってもいろんな種類があることとか?
リチャ)そうそう。
だから、これはまだ考えてる段階だけど、ジュニアNISAを始めて運用してあげて、ケロが高校生くらいになったら「このお金は自分の思うように使ってもいいよ」って渡したり。
>>リチャブログ:教育資金はどう貯める?我が家は学資保険と投資信託でリスクヘッジ
リチャ)うちは親が放任すぎて、志望校から何から何まで本当に自由すぎたので、親にされなかったことをしてあげたい。アドバイスしたり。
ーヒナさんは?
ヒナ)わたしはとにかく、健康に大人になってくれたらもうそれでいいや(笑
現在の家事・育児の分担、家計管理のことなどを赤裸々に語ってもらった
大ゲンカを経て現在の家事分担に落ち着いた話
ー今ってヒナさんは保育士の仕事を育休というか、お休みしている状態だけど、復帰の予定は立ってるの?
ヒナ)いつからっていうのは具体的には決まってないんだよね。これから引っ越しもあるし、第2子も欲しいねって話をしてるし。
ーじゃあ、それがもろもろ落ち着いてからか。
ヒナ)そうそう。ただ、自分は保育士をしていたから、保育園の良さも知っているわけで。ケロにとっては保育園でお友達と過ごしたほうが楽しいのかなって思うときはあるよ。
ーそれ、すっごいわかる。2年間ずっとそれ思ってた(笑)。それじゃあ、今はヒナさんが家事・育児のほとんどを担ってる感じ?
ヒナ)朝は全部リチャさんがやってくれる。その間わたしはちょっとした自由時間。
リチャ)朝起きてから会社に行くまで、ケロのご飯と着替え、食洗器に食器を入れて、あとできたら洗濯機をまわして。
ーそこまでやってくれる夫ってすごいと思うんだけど・・・!
ヒナ)これはね、大ゲンカしたからね(笑)ブログにも書いたけど。
>>リチャブログ:『夜はママ、朝はパパ』が我が家のルール!妻の負担軽減と子供との密な関わり
リチャ)もとはと言えば、朝は全部自分がやるってヒナが言ったからそのまま任せてたんだけどある日・・・
ヒナ)爆発した(笑)
リチャ)まあ、でも今はそれで落ち着いてるからいいかな。あと、料理と掃除もほとんどヒナ。だからほぼヒナなんだけど、ちょっと残った家事とかは手が空いてたらやるようにはしてる。
ヒナ)どの家事にどれくらいの手間と時間がかかってるってことをわかってもらえて、できない分は気持ちでカバーしてもらえたら、たとえ実際にやってる家事は少なくても大丈夫みたいなところはある。
ーうんうん。
家計管理はリチャさんが担当!ヒナさんは不満じゃない?
ーリチャさんがお金の管理をしてるってことなんだけど、特にヒナさん的に思うことはない?
ヒナ)全然。不満もない。自分が壊滅的にお金の管理ができないから(笑)
リチャ)今は不満ないって言ってるけど、妊娠中に1回ストレスだ!!って言ってたよね。
ーストレス?どんなことが?
リチャ)ヒナは妊娠中、何も欲しいものはないから、基本的に何かを買うときは毎回申告するねって言ってたのに、突然なんかやだ!って言いだして。
ヒナ)働いてないし、つわりで家事もロクにできないのにお金を使っちゃダメだって思いこんでしまって。
でも、何か買うたびにいちいち報告しなきゃいけないのがストレスになった。これはわりとよくある話だよね。
ーわたしも毎回申告するのはできないな。専業主婦時代もそういうことはできなかった。じゃあヒナさん今は自由に使ってるんだね。
ヒナ)そう。
ーリチャさんが「生活費は月いくらまで」って決めてるの?
リチャ)いや、そういうのは全く決めてない。何事も長期スパンで見るほうだから、その辺はまったく細かくない。
ヒナ)わたしとしては、毎月袋分けとかをしてもらっても構わないんだけどね。でも、細かくないおかげでお金に関してはストレスないかな。
ー管理といっても、投資信託とか貯蓄とか、そういう管理をリチャさんがしてるってことなんだね。
夫婦でそれぞれブログを運営している「夫婦ブロガー」特有のはなし
お互いのブログで好きなところは?
ーここからはブログの話を聞いていこうかな。お互いのブログで、「ここは好き」ってところ、何かある?
ヒナ)リチャさんのブログで好きなところは、リアルなところ。
ほかにもパパブログってたくさんあるけど、子育てに関してあまりにも正しく理想論を語られるとちょっと窮屈。
もちろん、そんなブログも必要なんだろうけど、でもそれを他のパパが読んだときに「自分でもできる」と思えるのかな?って。ママだって、「あの人だからこそできることで、うちの夫にはできない」って思うんじゃないかな。
だからこそ、リアルでいいじゃんって思うんだよね。ママにムカついたっていいし、やろうとしてもできないことがあったっていい。
リチャさんはもともとできない人。なのに試行錯誤して「こんなダメな父親でもここまでできるようになるんだ!」ってところをブログで見せてくれる。
この先もリアルな一人のパパとしてブログを書いていって欲しいな。
ーリチャさん、ヒナさんに完璧じゃないところがいいと言われてるけど、どう?
リチャ)もともと自分は家事育児に関してやる気もないし、今でもやらなくてもいいならやりたくない。
それでも父親として、もともとやれない人が不器用なりにやれるようになる姿を見せて、誰かが少しでも家事や育児を頑張るきっかけになればと思うよ。
ーリチャさんがヒナさんのブログで好きなところはどこかある?
リチャ)ヒナは保育士として発信することにすごく真剣に向き合っているんだよね。だからこそ、保育士の自分が言うこと=正解みたいにして誰かを追い詰めることのないように、すごく気を遣ってる。
ヒナ)ツイッターが特にそうだけど、保育士だからここまでフォロワーさんがいるんだろうし、だからこそ保育士としての言葉が力を持ちすぎるなと思うことがあって、悩むときがあるかな。
リチャ)でも、そういうところはすごいなと思う。全方向に向けて、ちゃんと考えて誰も傷つけないようにすごく考えてる。
ただ、万人のことを考えすぎるとも思うかな。自分のブログなわけだし、もっと好きに書いてもいいと思うんだけどね。
ヒナ)リチャさんは、伝われば言葉遣いや伝え方は直球でいいと思うほう。
わたしはこれを言ったら誰かを傷つけてしまうかなとか、考えすぎて結局答えに行きつかないことも多いんだよね。だからリチャさんが真逆の人でよかったと思うときはあるよ。
夫婦でブログをやっていてよかったことと悪かったこと
ー最近、夫婦ブロガーって増えてるよね。夫婦でブログをやっててよかったことでもある?
ヒナ)話すトピックが増えたよね。ブログを中心に会話が増えた。わたしたちは会話がない夫婦だったから。
リチャ)そうだね。最近の会話のほとんどはブログやツイッターの話題。
ー共通の話題が増えるのはいいことだね。
ヒナ)あと、個人的にブログをやっていて、少しかもしれないけど育児に悩む保護者さんたちの力になれてる気がしてそれが励みになる。
保育士をしていたとき、子どもの面倒をみるのはもちろんだけど、その保護者さんたちが悩んだり疲れていたりするのを見ていて、親たちをサポートしたいと思っていたから。
ー保育士時代にやりたかった「子育て中の親をサポートする」ことがブログを通してできてるんだね。
じゃあ、夫婦でブログをやっていてよくないことってある?
ヒナ)ベタだけど、お互いにブログもツイッターも把握してるから隠しごとはできないし、お互いが見ることを考えて言い方を考えたりしなきゃいけないことがある。
リチャ)会話が増えるのはいいことだけど、日常の全てがブログ中心になっちゃう。
例えば今日なんか自転車にチャイルドシートをつけたんだけど、これブログネタになるじゃん!?っていちいち写真撮ったりして。
ーえ?でもそれいいことだと思うんだけど!?
リチャ)まあいいことといえばいいことなんだけど・・・。シンプルに何も考えずに楽しめない。
ヒナ)そうそう。ブログの話をしているかお互いPC作業してるかになっちゃって、2人でゆっくりテレビを観てくつろぐ…みたいな時間は減った気がする。
ただ、2人ともブログをやってるから、その作業については寛容になれるというか、助け合える。「今日はこの記事書いちゃいたいんだけど」って言ったら「了解!今日は家事育児を免除します」ってなるから。
ーそれ、めちゃくちゃいい!
ヒナリチャ夫婦の関係性。夫婦として大切にしていきたいこと
夫婦喧嘩の頻度は〇週間に〇回!今、お互いに伝えたいことは?
ーいろいろあるのかもしれないけど、夫婦で共通のことができるっていいなあって思う。なんだかんだ言って仲いいよね。
リチャ)いや、ツイッター上では仲良し夫婦みたいになってるかもしれないけど、実は一週間に1回はバチバチやってる(笑)
ヒナ)さっきも言ったけど、わたしとリチャさんは真逆だから。それはうちの夫婦のよさでもあり、絶対に相いれない部分もあるから。
ーすごい嫌な言い方に聞こえたら申し訳ないんだけど、ヒナさんってちょっとめんどくさい人じゃない?
リチャさんに対しても、不満があるなら思ったときに言えばよくない!?って。勝手に我慢して溜めて、勝手に爆発してるように見えるときがある…失礼だけども!
リチャ)笑!!
ヒナ)それは自分でもそう思う(笑)でも、普段からの会話がしっかりできてたら、そこまで我慢せずに済むというか。
コミュニケーション不足だと「○○だと思われてるんじゃないか」とか「仕事大変な時期に言っちゃいけないな」とか変に気をまわした結果が大爆発なので結局言えばよかったみたいになるんだけど、だからこそ日常の会話は必要だよなと思うんだよね。
ーうんうん。それはそうだ。会話大事!
ヒナリチャ夫婦がお互いに言いたいこと
ー今、改めてお互いに言いたいことってある?
リチャ)自分のなかで決まってることあるなら、もう俺に聞かないでって。
ー思ってたよりガチなやつ来た(笑)
ヒナ)今ここで言っとかないとと、ここぞとばかりに(笑)
リチャ)俺が言いたいのは育児のこと。
俺はこう思うんだけどって言っても、結局、保育士としてのプライドがあるから俺の意見は受け入れられない。それなら最初から「こうするね」って言ってくれたらいいのにって思う。
ヒナ)正直、この辺に関しては自分が保育士なのは厄介だなと思う。でも、それをやると全部わたしが決めることになっちゃうから…。
わたしは、やっぱりリチャさんと並んで育児していきたくて、それを大切にしたいんだよね。
リチャ)とはいえ、ヒナが保育士なことで助かる部分のほうが多いんだけどね。
いや、助かることがめちゃくちゃ多い。育児がスムーズにいくのも、ケロがこうして順調に成長してくれるのも、ヒナのおかげ。
ーのろけで終わる(笑) 本当にいい夫婦!!
編集後記
今回、たまたま私が東京に行く日程に合わせて家族で時間をとってくれたヒナさんとリチャさんと、ケロたん(ちなみにケロたんは子ども服のカタログに出てきてもおかしくないほどの美形)。
せっかくだから夫婦対談を記事してみようということで、このインタビューが実現しました。
ブログやツイッターで発信している内容の通り、リチャさんはケロたんの持ちものを把握していたり、おむつ替えに自ら行こうとするなど、がっつりと育児に参加。
本当にお2人とも人として魅力的で、これからも2人のブログやツイッターでの発信が楽しみになったのでした。
(あさ@asaasakotw)