
こんにちは、アラサーかーちゃんのヒナです。
日に日に主張が増え、やりたい放題の2才息子。
嫌なことがあると道端に転がったり、ブーッと唇を震わせて怒りを表現したり・・・対応に追われグッタリな毎日です😅
ツイッターを見ていると、同時期に出産した皆さんも「しつけ」や声かけ方法に悩む方が多い様子。
図書館でめぼしい本を何冊か探してきたので、ザックリ紹介してみようと思います。
もくじ
『佐々木正美先生の子育てお悩み相談室』
まず1冊目は『佐々木正美先生の子育てお悩み相談室』です。
著者の佐々木正美先生は、育児に悩む親向けにたくさんの本を出版されています。見たことがある方も多いかも。
『お悩み相談室』というタイトル通り、親からの質問にひとつひとつ答えていく内容です。「具体的な悩み解決方法を提示」というより、隣に座って語りかけてくれるようなイメージ。
たとえば「わが子とほかの子を比較してしまう」という悩みに対しては、
私は、このお母さん自身、親に比較されて育ったのではないかと感じます。「自分はどんな自分でもいいのだ」という自己肯定感を、十分に育てられないままお母さんになってしまわれたのではないでしょうか。
息子さんへの態度を変えたいと思うのであれば「一生懸命やればそれでいい、結果は問わない」と心に決めてください。そして実際にそのようにふるまうのです。
『佐々木正美先生の子育てお悩み相談室』P14
「3才長男の人見知りが心配」という相談には、
いまお母さんがすべきことは、本当の意味でこの子を喜ばせることです。
(略)
どうぞ、「この子はこの子のままでいいんだ」と、本気で思ってください。お母さんの信頼と安心こそが、子どもがのびのび育つ土壌になるのです。『佐々木正美先生の子育てお悩み相談室』P74
といったかんじ。
もちろん発達を踏まえたアドバイスも多くありますが、どちらかというと精神的にふんわり受け止めてほしい・語りかけてほしいという方向けな本だと思います。
あとがきには、
「うんと手をかけてください。
うんとかわいがってください。
必ず、いい子に育ちますよ。」
と書かれていました。
素直に受け止めて力をもらえるか、いやいやそれができないから困ってるんだよ!と感じるか・・・自分の精神状態によっても違ってきそうです😅
私はもともと佐々木先生の本が好きでしたが、今読んでみると「この言葉では届かない(場合によってはキツく感じる)こともあるのでは?」というのが正直な感想・・・
もちろん、佐々木先生の言葉に救われる方も多いはず!
向き不向きがあると思うので、レビューなどを見てから購入するのがいいかもしれません。
- 著者は有名児童精神科医
- ほぼ文章のみ、一部イラストあり
- 具体的な悩み解決法より「寄り添って語りかけてほしい」人にオススメ
『1歳からはじまる困ったわが子のしつけと自立』
続いては『1歳からはじまる困ったわが子のしつけと自立』
現役保育士・幼稚園教諭からの具体的なアドバイスが多く載せられています。
悩みごとにそれぞれ見開き1ページ。
右ページに簡単な解説、左ページは「こうしてみよう」と具体的な方法をポイントに分けて説明。イラストも多く、気になるところからサクサク読めます。
たとえば「2才1ヶ月の娘がなんでも嫌と言って親の言うことを聞かない」という悩みに対しては、
厄介ですが、お母さんを困らせようとしているわけではありません。このころの「イヤ」は、自分というものを意識しだした印なのです(略)「イヤ」は順調に成長している証で、むしろ喜ぶべきことなのです。
『困ったわが子のしつけと自立』p26
という解説のあと、
- ポイント1「イヤに反応しすぎない」
- ポイント2「子どもの気持ちを聞いてみる」
のふたつに分けて、声かけ方法や向き合い方が説明されています。相談によっては「それでも困った時には」コーナーがあるのもなかなかいい。
「発達と能力に応じたしつけ」が大切にされており、本文内でも「2歳ごろになると~」「3歳のころは~」といった表現が多く書かれていました。
- 現役保育士・幼稚園教諭のアドバイスを心理学教授が監修
- イラスト多め、コラム形式で読みやすい
- 「事例に対する具体的な解決法を教えてほしい」「発達をふまえた声かけが知りたい」人にオススメ
『ママも子どもも悪くない!しからずにすむ子育てのヒント』
3冊目は『ママも子どもも悪くない!しからずにすむ子育てのヒント』
著者は発達障害が専門の臨床心理士さん。親向けのセミナーで反響が大きかった内容をまとめたそうです。
「ママがゆとりを持ちましょう」「優しく言いましょう」等のふんわりしたアドバイスではなく、子どもとの向き合い方・考え方がわかりやすくまとめられています。
図解も多く、悩み相談ではなくHOWTO本といった印象。
特にいいなぁと思ったのは、子どもの行動を「聞こえてない」「うっかり」「わからない」「わざと」の4つの視点から考えるという方法。しかる前にまずは子どもの立場で考え、その上で対応法を考えます。
行動を理解する「4つの視点」
1.単純に「聞こえてない」
→ 近くから子どもと目を合わせて話す
2.悪気はないが「うっかり」すぐに忘れてしまう
→ 何をやるんだっけ?など一緒に確認する
3.やるべきこと・言われている意味が「わからない」
→ 具体的に説明したりやってみせるなどしてわかりやすく伝える
4.注目されたくて「わざと」やっている
→ スキンシップをとるなど向き合う時間をとる
うまく分類できなくてもそれはそれでOK!
「まずはいろいろな視点から子どもを見てみる」「4つの視点は子どもの思いに近づくキッカケのひとつと捉える」という考え方に魅力を感じました。
先日の記事で紹介した『子どもの「いや」に困ったとき読む本』のように、大切な部分は本全体を通してくりかえし説明してくれるところも良い。いろいろな事例で応用しているうちに、自分の中に落とし込んでいける気がします。
この本は「発達障害のある子の子育て法は障害の有無に関係なくすべてのお子さんに有効」として書かれたそう。まさにそういう本を探していました!
- 著者は発達障害を専門とする臨床心理士
- 図解・イラスト多め
- 「精神論ではなく理屈で教えてほしい」「育児全般に応用できる考え方が知りたい」人にオススメ
子どものしつけ・イヤイヤ期対応に使えそうな育児本│まとめ
育児本は星の数ほどあり、やり方もそれぞれ。自分に合う本を見つけるのってなかなか大変なんですよね・・・
今後も気になるものはどんどん読んで、紹介していきたいと思います。
今のところ一番のオススメはこれかな👇