今回は息子がスプーンに興味を持ち始めたところから、自分ですくって食べられるようになるまでの経過をまとめました。
あくまで我が家の場合なので、こんなやり方もあるんだなぁくらいで見ていただけたらなと思います☺
1才1ヶ月:スプーンに興味が出てくる
息子がスプーンに興味を持ち始めたのは1才1ヶ月頃。
大人が息子の口にあーんと運ぶと一緒にスプーンを持とうとするように。この段階で息子用のスプーンを用意しました。
はじめは興味がありませんでしたが、前に置くようにして数日、自分から持って口に入れようとする姿が出てきました。
まだ自分ですくうことはできないので、大人がすくって息子の前に置いてみます。
カボチャが入ったスプーンを自分で持って、
口に入れて、
口からスプーンを出す。
3枚めの写真をよく見ると、スプーンの上にカボチャが残ったままになっています。この頃はまだ「手首を返す」ことができず、食べ物を口の中に置いてくることができなかったんです。
この段階ではまずスプーンを持つのを楽しめればOKなので、うまく食べられなくても問題ありません。息子の気分と食べ物の形状に合わせ、少しずつ練習を進めました。
練習用に便利だった食材は、かぼちゃサラダ・ポテトサラダなどスプーンにペタッとひっつくもの。
ポテトサラダを作る時は北海道じゃがマッシュが重宝しました!お湯・牛乳と合わせて混ぜるだけだからラクチン。
かぼちゃサラダは、冷凍かぼちゃをチンしてヨーグルトと混ぜるだけの激簡単レシピ。味付けはマヨネーズ・塩など適当に作っていました。
スプーンの練習はいつ始める?
スプーン練習を始める時期について、『0歳〜6歳 子どもの発達と保育の本』にはこう書いてありました。
上腕を自分の意志で動かし、物を握ったり離したりが自由にできるようになるこのころが、スプーン導入の時期です。
離乳食は完了し、手づかみで食べながらも、保育者や友達の持っているスプーンに興味を示し始めるでしょう。
0歳〜6歳 子どもの発達と保育の本
「手や指を使ったいろんな遊びができるようになり、スプーンに興味を持ち始めたとき」がそのタイミングかと思います。食器を叩いたり振り回したりしている頃は少し待った方がよいかも。
『40のサインでわかる乳幼児の発達 0・1・2歳児が生活面で自立する保育の進め方』には、「スプーンをおもちゃにしてしまう段階ではまだ持たせません」と書かれていました。
スプーンはどうやって選ぶ?
息子用のスプーンには、エジソンのフォーク&スプーンを選びました。
- 持ち手の太さがちょうど良く、スプーン練習を始めたばかりの子でも持ちやすい
- スプーンの先が平らですくいやすい
キャラクターデザインもありました。
ただエジソンのフォーク&スプーンには「口に入れる部分が大きすぎる」という難点がありました。食いしんぼうで口が大きく開く息子はなんとかなりましたが、それでももう少し小さい方がありがたい・・・
調べてみると、一回り小さいものも販売されていました(写真右)
つくりは同じなので、お子さんの口の大きさや食べ方に合わせて選んでみてください。
1才2ヶ月:自分ですくうようになる
スプーンを持って口に入れることに慣れると、次は「自分ですくいたい」というそぶりが出てきました。
この頃に息子のやる気をぐんと伸ばしてくれたのがヨーグルト!
固形物はまだうまくすくえないけれど、ヨーグルトならちょんちょんとつけるだけでスプーンにくっつきます。口に運ぶまで下に落ちにくいのもポイントでした。
またこの頃からは、息子がスプーンを持った時に手を添えて一緒にすくうようにしました。
といっても「自分でやりたい」気持ちを邪魔しないようにさりげなく!嫌がられた時は即撤退です(笑
1才2ヶ月の終わり頃からは、「手首を返す」動きも出てきました。食べ物を口に入れて、
手首を返して、ななめ上にスプーンを引き抜いています。
まだまだ手づかみも併用していますが、スプーンの使い方が少しずつサマになってきた頃です。
スプーンの持ち方は?
「スプーンの持ち方」って育児書には意外と載ってなかったりしますよね。
先ほど引用した『0歳〜6歳 子どもの発達と保育の本』と『40のサインでわかる乳幼児の発達 0・1・2歳児が生活面で自立する保育の進め方』では、
- 上からグーで握る(パームグリップ)
- 上から親指・人差し指・中指の3本で持つ(サムグリップ)
- 鉛筆のように持つ(ペングリップ)
の順で進めるよう書かれていました。
1.パームグリップ
手のひら全体でスプーンの柄を握る(「パーム」は手のひらのこと)
2.サムグリップ
指の機能の分化によって、徐々に親指、人差し指それぞれに力が入るようになり、親指でスプーンの柄を支えることができるようになる(「サム」は親指のこと)
3.ペングリップ
各指の先で支えられるようになると、ペンを持つように親指・人差し指・中指で支える持ち方になる
40のサインでわかる乳幼児の発達 0・1・2歳児が生活面で自立する保育の進め方
2番目を「下手持ち(下からグーで握る)」で指導するところもありますが、個人的には本に書かれていたやり方のほうがスムーズだと思っています。
息子は今「手のひら全体で握る」段階。これから様子を見ながら少しずつ練習していきます。
フォークの練習はした方がいい?
今まで6ヶ所ほど保育園を回っていますが、どこもスプーンをメインに使っています。
「スプーンですくう」より「フォークで刺して食べる」ほうが簡単でやりやすいのですが、その場合「手首を返す」動きが練習できないんです(フォークで刺した場合、口に入れてそのまま引き抜けば食べ物が残ります)
手首をスムーズに動かせるようになるとお絵かきで滑らかな線を描けるようになったり、スコップで上手に砂をすくえるようになったり、といった姿につながります。
とは言ってもお子さんの「自分で食べたい」意欲を尊重するためにあえてフォークを使う方もいらっしゃいますし、そのあたりはお子さんの様子・おうちのやり方に合わせていけばいいかと思います😊
我が家も麺類の日にはフォークが活躍。エジソンのフォークは麺をしっかり絡めてくれるのでとっても食べやすそうです!
1才3ヶ月:すくい方・手首の使い方がスムーズになる
1才3か月頃になると口に入れる動きがスムーズに。また、シチューやおかゆなどを自分ですくえるようにもなってきました。
スプーンをお皿の側面に当て、そのまま上に持ち上げてすくっています。
ググーッとスプーンを持ち上げる時に力が入りすぎてしまうので、大人はお皿が動かないようこっそり補助。
さて、ここで活躍するのがエジソンスプーン先端の平らな部分!ここをお皿の側面に押し当てることで、食べ物を落とさずにすくいあげることができます。
お皿の選び方は?
このころからは、お皿の形状も食べやすさに大きく影響してきます。
オススメは側面が直角に立ち上がっているもの・ヘリがあるもの。「最新 年齢ごとに見てわかる!幼児食新百科」にはこんな風に説明されていました。
皿の縁に立ち上がりがないと、スプーンで食べ物をすくうときに、食べ物が逃げてしまいます。うまくすくえなくて子どもがイライラしたり、手づかみ食べに戻る原因に。
皿に多少深さがあり、縁が直角に近い角度まで立ち上がっていれば、食べ物が皿の角にしっかりと固定されて逃げず、スプーンですくいやすくなります。
最新 年齢ごとに「見てわかる!」幼児食新百科 1才〜5才ごろまでこれ1冊でOK!
1才4ヶ月:手づかみが減り、スプーン食べがメインになる
1才4ヶ月。大人が皿を押さえていなくても、自分でしっかりすくって食べられるようになりました!
スプーン食べがメインになり、手づかみ食べはほぼしなくなりました。テーブルに食べ物をこぼすといったん手で拾ってお皿に戻し、そこからわざわざスプーンですくっています(笑
息子なりに「スプーンで食べたい」という思いがあるようなので、さりげなく補助しながら応援していきたいと思います😊
スプーン練習レポ|まとめ
息子のスプーン練習4か月間を振り返ってみました。まだこぼすことも多いし手づかみになってしまうこともありますが、楽しく食べることを第一に、ゆったり進めていきたいと思います。
ヒナさん、拝見させていただきました。大変よくわかりました。こちらのスプーンとフォークはご存じですか?食育指導でもよくされているスプーンの持ち方に関してですが。今はこの3ステップから入るのではなく『握り持ち』をせずはじめから『つまみ持ち』をすることで、手首の固定で肘がで上がっていた食べ方を解消するCoCo育スプーン、フォークが主流になっています。ハピク食育サイトでも掲載されています。脳科学の世界的権威の久保田競先生からも公認を得ています。きっとお役に立てるアイテムです。